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信頼の政治へ今こそ真剣勝負

政治と人生の師である、二階俊博先生から一冊の本を頂戴した。津本陽著『商人龍馬』です。歴史小説家として吉川英治・司馬遼太郎・山岡荘八らと並ぶ文豪だ。自らが剣道、抜刀流の達人だけに「明治撃剣会」をはじめ剣豪ものの描写力に秀でて、武道を学んだ者からみると、特に試合の場景など皮膚感覚で実感でき、現実的な表現に感銘を受ける。
司馬遼太郎が『竜馬がゆく』を執筆した頃、わが国は高度経済成長期を迎え、国民は自信と明日への将来に期待感を抱く時代に入った。それだけに、颯爽たる幕末の志士、坂本龍馬が世界経済に挑み船出する心意気は国民を魅了し長く愛読された。
今日の日本は、世界第二の経済規模を実現したが、先行きは不透明で幾多の不安があることは否めない。人口減少・高齢社会や地球温暖化による環境問題など、喫緊に対応しなければならない課題が山積している。
こうした時代背景の中に、現代の視点から『商人龍馬』は政治に携わる者として学ぶべき教訓が多くある。特に大政奉還を推し進めた龍馬に対し「薩長と幕府を共存させる政体を創り日本をこれ以上疲弊させないでおこうとしたのか」とする作者の指摘は、刮目すべきだ。津本陽氏は、先ごろ二階俊博先生のセミナーで講演し、「政治の世界は戦国武将の精神に通じるものがあり、生涯真剣勝負で、何事にも本気でぶつかっていくことが大切である」と強調された。昨年の参院選後、衆参ねじれ国会の異常な政治状況で、野党民主党が中心となり、国民生活に直結する重要法案を棚上げし、政争の具としたり選挙目的とすることは決して許されることではない。政治は「国家国民のため」にあり、究極は「世界の平和と繁栄に貢献する」ことにある。今こそ、正に真剣勝負で臨まなければならないときだ。
第169回通常国会が閉会を迎える直前(4日前)、民主党の煽動により、参議院で何ら法的拘束力もない首相問責決議をいたずらに可決しました。政府与党は、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済連携協定(EPA)の自然承認を図るため、一週間の会期延長をせざるを得ませんでした。
現憲法制定時(昭和21年)の貴族院勅選議員 金森徳次郎憲法担当国務大臣は、衆議院の決定にいつも同意するような参議院は「無用の院」、いつも反対なら「有害の院」と述べています。無用、有害の院とならない為には、衆・参両院議員、就中第一党は責任感、自己抑制をもって、今日の民主党のような党利党略的行動を戒め、排除しなければなりません。
いま、福田内閣の支持率は極めて厳しいものがありますが、これは歴代政権の積み残した難題が一気に噴出した、いわば累積赤字を丸抱えされた結果と云えましょう。
福田康夫総理は、政治的空白を避けるため国民の理解と与党内の合意を何よりも尊重し、粛々と堅実に政権運営をしております。
老子曰ク「大国を治めるは小鮮を煮るが如し」。大国を治めるには、小魚のはらわたも骨もそのまま丁寧に煮るようなものの意で ある。政治に携わり国を運営する要領は、時間をかけて作為を弄さず施策をしていくといったことにあります。
私ども二階俊博 総務会長を中心とした政策グループ「新しい波」メンバーは、一糸乱れることなく渾身の力をこめ福田政権を支え、逸早く国民に信頼される政治の回復に奔命してまいります。
何卒、「新しい波」にたいし一層のご教導とご支援を賜わりますようお願い申し上げます。

 
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